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二次創作小説やWeb小説などを取り扱っています。

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トラッパー 狂ってしまった愛

【殺人鬼との恋】プロローグ 異形の殺人鬼

前書き:DeadbyDaylightのトラッパーの二次創作小説です。 暴力とか嫉妬とかをモチーフにしました。

【殺人鬼との恋】第1話 殺戮の幕開け

男が支配しているこの土地は、かつて鉄鉱と鋳造によって栄えた名誉ある場所だった。だがそれははるか昔の話。今は血の匂いが充満し闇が支配する忌々しい土地となっている。黒き木々はその土地を覆い隠し、一寸の光もなく不気味な霧だけが広がるこの地に入り…

【殺人鬼との恋】第2話 服従の意思

あれからどれくらいの時間が経ったのだろうか。女は屋敷を抜け出し木々の隙間に身を寄せていた。若者の首を刎ねた大男は、女を放置して散り散りに逃げた男たちを追っていった。女は肌身を晒したまま、一瞬の隙を着いて草葉の陰に身を隠した。あの巨大な体躯…

【殺人鬼との恋】第3話 恐怖による支配

女はひとつの不幸によって捕らえられ、ひとつの幸運で救われた。それが女にとって良かったのか悪かったのかわからない。かくして、女の監禁生活が始まったのだった。 女は殺人鬼の元で24時間一切自由を許されない監視の中、奴隷としての生活を送っていた。暗…

【殺人鬼との恋】第4話 漆黒のドレス

殺人鬼によって生きることを許された女は、森の中で束の間の自由時間を許された。といっても限られた廃墟の中ではとくにすることもなく、いつもであれば素通りしてしまう森の中を軽く散策するくらいしかやることがなかった。女は黒いドレスを身に纏い、髪型…

【殺人鬼との恋】第5話 欲望と恋慕

女を捕らえてから既に数ヶ月が過ぎた。女と殺人鬼の間にはいつの間にか親密さが生まれ、その関係は穏やかなるものになった。しかしここ最近、従順であった女の態度が微妙に変わっていた。初めの頃と比較すると女の挙動が明らかにおかしい。まず、殺人鬼の目…

【殺人鬼との恋】第6話 誘惑

いつも通り、穏やかな午後だった。殺人鬼の住む地区は、閑静な森の奥深く。人は滅多なことでは訪れず、何もしなければ大半が安寧で終わる。そう、人さえ来なければ人殺しなど発生しない。今ここにいる大男はただの人だ。

【殺人鬼との恋】第7話 禁忌の決断

女が下した決断は、人としての秩序を捨てて殺人鬼と生きることだった。もはや悪魔でも構わなかった。例え人殺しでも戦争で数百人を殺すことと何が違うのだろう。許される殺人と許されない殺人。罪を決めるのは所詮人だ。であるならば、殺人鬼も人も変わらな…

【殺人鬼との恋】第8話 邪悪な欲望

殺人鬼は森の中でたたずみ、一人立ち尽くしていた。奴隷として監禁し奇妙な関係を持った女の存在。自身の隣にあの女がいるということは殺人鬼の精神に良くない影響を及ぼしていた。想定外の事態だった。

【殺人鬼との恋】第9話 邪悪な笑み

寝食を分けられ別室に放り込まれた女は、質素かつ粗野な寝台で眠っていた。ベッドはキングサイズで女一人で寝るには落ち着かない作りだった。いつもは隣に殺人鬼がいた。だが今は一人だ。そう、ずっとベッドを共にしてきたのに殺人鬼は一度も女を抱こうとは…

【殺人鬼との恋】第10話 関係性

殺人鬼は短い睡眠から覚め、朝を迎えた。陽の光は入らないしこの空間では時計の針も進まない。時の止まった空間で昼も夜もない。だから殺人鬼がそれを全て支配した。殺人鬼は小さく唸り声を上げて微睡みを振り払う。傍で男の腕を枕にして寝ていた女も釣られ…

【殺人鬼との恋】第11話 非道

街ではとある噂が広がっていた。一年前、行方不明になった成人女性が今は人も寄せ付けないマクミラン跡地で凶悪な殺人鬼に囚われているらしいという噂だった。女は殺人鬼に脅迫され暴力によって支配されているらしい。好奇の噂は伝染病のように広まり面白お…

【殺人鬼との恋】第12話 ナイフの使い道

光の無い狭い寝室。女は下着姿で殺人鬼の前に跪いた。殺人鬼は椅子に腰掛け女の髪を優しく撫でる。女はズボンからはみ出た殺人鬼のそれを口に咥え、舌で撫でた。ぎこちないが丁寧に、時折殺人鬼の様子を確認しながら一生懸命、舌を這わせ口でくわえていた。…

【殺人鬼との恋】第13話 愚かな犠牲者

チョイ悪のヤングなグループに憧れていただけだった。地味で取り柄のない自分から強い男になって女にモテたい。それだけだった。悪い男になれば女にモテると思った。必死で友人に懇願し土下座してグループに入れてもらった。しかし蓋を開ければ下っ端として…

【殺人鬼との恋】最終話 狂ってしまった愛

下っ端の仲間を生贄に安全を手に入れたその少年は、中央にそびえる屋敷に侵入した。見かけに反してしっかりした木材を使用し掃除が行き届いている。注意深く、周囲を観察すると、室内の陰となる部分にちょうど下に降りる階段があった。 死角に隠された階段を…