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【殺人鬼の恋】第10話 獣の咆哮

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 シャワーを浴びたレイスは服も着ずにシーツにくるまりベッドでさめざめと泣いた。
「ううなんてこと…もうお嫁にいけない…」
 あの後、レイスは女にくまなく体を洗われた。目をつぶってはいたが女の柔らかな体が自身の体をなでる感触がまだ残っている。
「その状態で、あんな場所やあんなところまで洗われるなんて……ぼくはきっと変態なんだ……」
 自分が行った経験があまりにも日常とはかけ離れすぎていた。レイスは頭を抱えて視界を閉じ、現実逃避していた。
「さっきから何バカなことばかり言ってるの!それじゃあ私が変態女みたいじゃん!やめてよ!」
 女は怒ってレイスが巻いていたシーツを引っぺがした。
「な!何をするの!」
 レイスは慌てて体を隠す。女がレイスの背中に抱きついた。女の薄い服越しに女の柔らかな胸の感触が直にレイスの背中に伝わる。
「ぎゃああ!」
 今まで触れたことのない人肌の感触にレイスは猫のように驚く。
「レイスの体って大きくて逞しいね」
 女は白く細い腕でレイスの肌をそっと撫でた。
「や、やめて!恥ずかしいです!」

 股間が再び膨張した。それを必死に隠そうと前屈みになる。
「……ごめん」
「えっ!」
 突然の静止。
「私、やっぱり魅力ないよね。変なことばかりして恥ずかしい……」
 女は視線を落とし呟く。
「そんなことないです!」
 レイスは慌てて否定した。まさか自分の自信のなさと経験不足が女を傷つけてしまうとは思いもしなかった。
「でもレイス嫌そう……」
「そんな!」
「ごめんね無理強いして……私のことなんか嫌だったよね」
「そんなことないです!好きです!」
「そういうのもういいよ」
「嘘じゃありません!今からちゃんとしますから」
 レイスは女に向き合うと自分の腕で優しく抱き上げた。そのままベッドまで運び手を添えて優しくベッドに寝かせる。
 必然だが、レイスが女の上に跨る体制になる。初めて直視する女性の体。思わずごくりと唾を飲んだ。この先に豊かな乳房があり秘部がある。そしてその中を自分が汚して孕ませる。考えただけでゾクゾクとしたものが体を走った。
 軽く口づけをしてからそのまま女の胸をはだけさせて乳房を吸う。片手で女の胸をさすり、優しく撫でた。
 女の首筋にキスを落とし、指はそのまま女の太ももから股にかけて探っていく。時折漏れる女の声がレイスの頭をクラクラさせた。
 今まで本や映画でしか知る機会がなかったことだった。自分の手順に自信がなかったが女の表情を確認して間違いではないことを実感した。

(…なんでだろう、この姿になってからそういう欲求は全然出なかったのに、この人を滅茶苦茶にしてしまいたい)
 レイスの中に湧き上がる秘めやかな欲求。慣れない手つきで女の肌を愛撫し自身の舌と唾液で女を汚す感覚は今まで経験したことのないものだった。そしてその度に理性が飛んで言った。逆に欲望が強くなっていく。
 レイスはその手で女の服のボタンを1つずつ外し、脱がせていった。いつの間にか女は全裸になる。一糸纏わぬ女の体に初めて正面から対峙する。
「綺麗だよ」
「シャワーのとき見てなかったの?」

 女は不服そうに言った。
「あの時は目を瞑ってたから…」
 女はベッドに身を預け自身の体をレイスに開く。レイスの股間は限界まで膨張しひたすら女を求めていた。この女を犯せと声が聞こえてくるようだ。

 レイスの舌が女の首筋を這い、レイスの体が女に覆い被さる。膨張したそれが女の体と触れ合い、表面をまさぐった。あまりにも膨張しすぎていて触れないようにすることの方が難しかった。この際恥ずかしさなんてもはやどうでもいい。レイスは自身の欲望を優先させ決心する。

 レイスは身を起こし、横たわった女の様子を確認してから女の足の間に自身の一部をあてがった。
 慎重に位置を確認し、女の様子と照らし合わせる。女は少しだけうめき声をあげた。その様子にレイスの中の野獣がさらに大きく咆哮する。指を使い、しばしまさぐっていると、すんなりと指の入る位置を見つけた。滑らかに湿っている。ずぷりと指を入れ浅く出し入れすると女は淫らな吐息を吐く。
 間違いない。ここだ。早めに確認しておいてよかった。場所がわからなくて恥ずかしい思いをするところだった。

 レイスは位置に確信を持つと、指を抜き代わりに自身の一部を挿入した。ゆっくりと、先端から中に差し込んでいく。
「っ、あ!」
 女が目を細め悲鳴をあげた。背中を逆撫でするように誘惑的な声だった。もう一度その声が聞きたい。レイスは止めることなく挿入を続ける。女の柔らかい肉壁が自身の肉に絡みついてくる。ずぷりと自身と女がゆっくりと1つになっていく。中は熱く体温が伝わってきた。ゾクゾクするような感覚が全身を走り方、鳥肌が立つ。レイスのそれに反して女の中は思った以上にきつく狭かった。自身の肉が女の中を引き裂きながら強引に女を貫いていく。レイスはさらに力を込めた。強引に暴力的に。

 異質なものが一体になる感覚。邪悪な化身が女の中に入っていく感覚。その化身はレイスそのものだ。レイスは女を犯す快楽に抗うことができなかった。普段の大人しさは完全に封じられ男の欲望に支配されて行った。女はあまりの苦しさにもがいた。力を抜いてるのに入りきらない。涙目で痛みに耐えながらレイスに懇願する。
「や、やめて…フィリップの、大きい…入らない…」
 懇願する女の言葉。それがレイスの感情をますます増幅させていく。はやく完全に一体になりたい。きつくみちみちと食い込むそれにレイスはさらに力を込め深く挿入した。
「っああ!」
 抵抗すれば痛みはさらにます。女は力を抜きそれを受け入れた。完全に体がふさがる。圧迫感が己を支配する。レイスのそれに対してあまりにも窮屈だった。レイスがすこし身じろぎすると裂けそうで不安になる。

 レイスは女と1つになった悦びに浸っていた。女の苦しみにも気づかなかった。そのまま女に覆い被さり、女を胸に抱く。
 身長差によってキスはできなかったがかわりに女を胸の中に抱いた。手中に収めるとはこのことだ。今自分はあの婚約者よりも女に近い位置にいる。

 ふと、レイスは思う。このまま動いたらどうなるのだろうか。彼女をもっと汚したい。自分だけのものにしたかった。
 レイスはベッドに手をつくと、そのまま緩やかに運動を始めた。腰を上下に動かし、女の中を規則的に突いていく。
「やっ、あ!」
 女は痛みと快楽に悲鳴が漏れた。規則的であったが、それが逆に淫らだ。レイスに犯されているという事象がその動きを通じてはっきりと伝わる。眼前にはレイスのたくましい胸があった。普段は大人しく可愛い青年であったレイスが男であることを認識させる。女の中で奇妙な熱い感情が溢れた。それは己の胸の奥から体全体に伝わり支配していく。

 可愛らしく戸惑っていたその青年は今、獣のような男となっていた。レイスの中に初めて異性としての魅力を見る。男と交わる悦びが女の中に芽生えていた。
「フィリップ、私……」
思わずレイスの真名で呼んでいた。
「何が?」
レイスは紅潮した女を見つめ、微笑みを浮かべて問う。自分の名前で呼んでくれたこともうれしかった。
「私、フィリップのこと…」
「?」
女は頬を染めて言い淀んだ。
そこでレイスは動きを止める。
「どうして欲しいの?言ってごらん?」
「もっと…して欲しい」
「何をして欲しいの?言ってくれなきゃわからない」
悪戯っぽく笑うレイス。
「フィリップに、めちゃくちゃにされたい」
女の言葉を聞いた瞬間、レイスの理性が飛んだ。笑みには邪悪さが混じり、女の腕を掴んで固定すると動きを再開した。今までより早く乱暴に。自身の欲望のままに女の奥を突いた。

 女の耳元からは獣のような低いうめき声が聞こえる。レイスの悦びの声だった。まるで魔物に犯されているようだった。その魔物は、上下に女をつくと、その動きを滑らかに変化させた。女を嬲る様に動きを変えて支配していく。そしてまた、女の奥を規則的につく。
「や、あ」
 自然と声が漏れた。そして体全体を振動させ、女は果てた。快楽に抗うことができなかった。
 女は薄眼をあけレイスを見るがレイスの蹂躙は終わらなかった。女が果てて力を失ってからも激しく女をつき、女の肉体を嬲り続ける。ぐるぐるとした低い吐息に笑みを混ぜ邪悪な笑みを浮かべながら女を犯し続ける。

(この女は今俺の物だ!この女は今俺のモノだ!)

 魔物と女の交わりは長く続いた。女は白く視界が染められ、男の陵辱によって意識を失いかけていた。果てた体はさらに掻き回され、魔物はさらに欲望を吐き出す。その動きはますます激しさを増し、さらに女の体を蹂躙した。動きが一際早く激しくなると女は理解する。終わりが近づいている。その怪物は本当の意味で女を支配するだろう。

 女の中で怪物の一部が激しく押し込まれ、熱いものが吐き出された。レイスは悦びの咆哮を一層強めた。獣の様な咆哮が、部屋に響く。
 どくどくと注ぎ込まれ、女の中に放たれる。逃げることができない女の体にレイスの精が放たれ、体内でさらに女を求めていくのが分かった。怪物の一部は脈打ちながらゆっくり力を失った。真の意味で女はレイスに汚された。

 レイスは体を起こすと朦朧とした意識の中女を見た。自分の行為によって力なく横たわった女がいる。

 そこで初めて自分を失っていたことに気づいた。理性が完全に飛んでいた。女にキスしようとするが力が入らず、女の横に寝そべることしかできなかった。
「っ、はぁはぁ」
 レイスは息をついて激しくなった呼吸を鎮める。
こんなやり方ではまるで自分が魔物になっただけだ。次からはやり方を変えなければ。そう自身に言い聞かせた。もっと優しくしようと考えていた。なのに女が自分の物になると思った瞬間、理性が消えていた。しかしそう思いながらも陵辱の快楽は忘れがたいものだった。次に同じことをしたとしてまた自分を抑える自信はなかった。