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トラッパーの日記 51日目【殺人鬼と三角関係】

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考えがまとまらない。

まだ事実を受け止めきれない。

 

あの夜、女とレイスは同じ部屋にいた。

レイスは女の上に覆いかぶさっていた。

 

扉を開けるとレイスは俺をじろりと見た。

そして女から退くと俺に歩み寄った。

 

「何の用だよ」

恐ろしいほど低い声でレイスは言った。

俺は女に目をやる。

女は裸だった。

その目に生気はなかった。

「こんなことをずっと前からしていたのか?」

心境とは裏腹にひどく冷静な声が出た。

レイスは面倒臭そうに俺を見ると答えた。

「ああ、そうだよ」

俺は思わずレイスに掴みかかった。

「ふざけるな!約束しただろ!!女とは寝ない約束だ!」

「うるさいな!!そんなもん通用するわけないだろ!」

レイスは俺に刃向かった。

「なんだと?」

俺は思わず奥歯を噛み締めレイスを睨んだ。

「お前逆に考えてみろよ。惚れた女が別の男の手を離れて俺の元にいるんだ。何も起こらないわけないだろ?お前は我慢できるのか?惚れた女が自分のものになってるのに!」

「くっ」

「お前はあの時気づくべきだったんだ!自分の手元から女を手離すっていうのはこういうことだったんだよ!お前に俺を咎める権利はない!」

言い返す言葉がなかった。

 

「それにお前はあの子を拒絶しただろ。あの子が歩み寄ったのに冷たい言葉で突き放してさ。これがお前の望んだことじゃなかったのか?彼女ずっと泣いてたぜ。お前のことばかり考えてさ。だから奪い取っただけだ!」

気づけば俺はレイスに殴りかかっていた。

武器を振るいレイスを殴る。レイスも負けじと応戦していた。部屋は一瞬で殺し合いの場になっていた。