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ヒルビリーとレイスの共同生活八日目

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夜、月が満ち寒さが空間を支配し始めた時、女の部屋の扉が叩かれた。女がベッドから這い出て扉を開けると見知った顔があった。

「やあ」

ヒルビリーは明るい声で言う。いつもと変わらない穏やかで愛らしい姿がそこにあった。女は喜んでヒルビリーを迎え入れた。

「ここ数日はもう召還されないから」

「そうなの」

女の顔に花が咲いた。しばらくは一緒に居られるのだ。

ヒルビリーはベッドに腰をかけると手招きをした。ヒルビリーに寄り添うように女が片膝の上に乗った。ヒルビリーの胸に頭を預ける。

「オレの能力は大雑把だから場所によって左右される。だからあんまり召還されないんだよね」

「そっか」

女はヒルビリーの手を取り、その指に自分の指を絡めた。

「今日は一緒に寝てくれる?」

「いいよ」

ヒルビリーは快く快諾した。二人でベッドに絡み合うようになだれ込んだ。女はヒルビリーの首に手を回し額をヒルビリーの胸にこすり付けた。

ヒルビリーは上からシーツをかけた。余程寒いんだな、と思った。

「今度、もっと分厚い毛布を用意してくるね、そしたら寒くない」

「いいの、このままで」

「そう?」

「ヒルビリーが居てくれれば寒くないから」

女は抱き枕にしがみつくようにヒルビリーを抱きしめた。ヒルビリーからは土のような匂いがした。