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ヒルビリーとレイスの三角関係十八日目 夜

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アイツ……ドウシテ?

 

人を信じないその醜い男は、ポツリと呟いた。人間の背をチェーンソーで切りつけあらん限りの憎悪をぶつけるがそうしても彼の苦痛は消えなかった。

 

ドウシテ?ドウシテ?オレにあんな事を!!

 

男の脳裏に虐待の忌まわしい記憶が浮かぶ。本来牛につける焼印を肌に押し当てられた。タバコの火で焼かれるのはまだマシだと思った。顔が気持ち悪いと言われナイフで皮を剥がされた。なんとかしなければと自分で皮をホッチキスで固定した。

重機に引き摺り込まれ重傷をおった。足に骨が折れ肋骨が曲がったまま放置されまともに歩けなくなった。皮膚は腐り肉は削げ穴から投下される家畜の餌で命を繋ぎとめた。そんな環境でも彼は我慢し続けた。全ては両親に愛されたかったから。それなのに!!

 

ドウシテオレにあんな事を!!!

 

この世の苦しみを味わい尽くした男は半狂乱になりながら切って切って切りまくった。失いかけたわずかな理性で生存者を担ぎ上げ、処刑台に吊るして行った。一人、一人と儀式が完了する。

そして最後の生存者をその手で殺して遺体を冷血に睨みつけた時、男は見てしまった。トンプソンハウスの窓に。

 

レイスに抱かれる女の姿。

 

アイツ、ドウシテ?

 

ヒルビリーは呟いた。

その夜、ヒルビリーは冷酷に四人を生贄に捧げるとその足で女のもとに向かった。