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第一話クローズルーム

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女は薄暗い壁に囲まれた空間で目覚めた。混沌とした意識の中で立ち上がり周囲を見渡す。

薄暗い室内には質素な寝台と重厚な扉以外何もなかった。コンクリートで敷き詰められた拘束感のある空間。そう、何もないのだ。

 

ここには窓やカレンダーやそう言った生活感のあるものがなく硬い扉で閉ざされている。空間そのものはだだっ広い。その広さを小さな電球の明かりだけが照らしていた。薄暗いのも当たり前だ。

 

女は何故自分がこの空間にいるのか思い出せなかった。何者かによって運ばれたのだろうか。誰に襲われたのか何をしていたのか何も思い出せない。ただ今あるのは硬く閉ざされた監禁室にぽつんと座り込んでいる。あるのはその事実だけだ。

 

女は立ち上がると正面にある重厚な扉まで歩いた。扉はいくら押してもビクともしなかった。固く閉ざされている。女は諦め踵を返し扉の向かいにある小さい扉に向かった。こちらの扉は簡単に開いた。だが面白いものなど何もない。中は洗面所だった。簡素な洗面台とトイレが併設されたシャワールームがあるだけの小さな部屋だ

試しに蛇口を開けて見ると、水がチョロチョロと流れた。手のひらに水を溜め、それを顔につけた。思考がクリアになった気がする。

 

それから数時間、女は部屋でぼうっとしていた。何もすることがない。不安だけが胸にあった。この監禁室で自分はどうなってしまうのだろうか。部屋の隅で膝を抱えぼんやりとふさぎ込む。

女がそうしているとどこからともなく足音が近づいてきた。

 

ペタ、ペタ、ペタ。

 

その足音は機械的に無機質に近づいてくる。女は思わず息を飲んだ。体は硬直し動かない。冷や汗が流れた。呼吸を止め気配を噛み殺した。そんなことに意味がないことなどとっくに知っている。だが無意識に且つ恐怖心から必死に気配を消そうと試みていた。自分を監禁した何かが近づいてくる。

 

ペタ、ペタ。

 

足音はちょうど扉の前で止まった。何かが入ってくる。心臓を吐き出しそうだ。隠れなければ。だがどこに?

そんなことを考えていると、重い扉が悲鳴を上げながら開かれた。扉の隙間から、巨大な体躯をした黒い怪物が見えた。泥のようなマスクから瞳が見え、獣のように光っている。それはのっそりとした動作で部屋に入ると後ろ手で扉を閉めた。開かれた扉が頑なに閉ざされる。

男は首を回すと部屋を見渡した。ゆっくりと空間を確認し、その目が女の位置で止まる。女の背にぞくりとしたものが走った。

ゆっくりと男の体が近づいてくる。

ペタ、ペタ。

無機質な足跡とともに男は近づいた。女は無意識に後退する。足は震え声は掠れていた。この男が何を始めようとしているのか予想もつかない。ただ見覚えがある気はした。どこかで、会っている。

 

女の背に固いものが触れた。冷たい壁だった。同時に男の手が女の肩に伸びる。女はひいと悲鳴をあげると態勢を崩し跪いた。男が女の体を掴み体をかがめて肩に担ぐ。そしてそのまま歩き出すと部屋に置かれた質素な寝台に放り出された。固いマットに女の体が弾む。そのまま男を見上げた。男は首を傾げ自分を見下していた。

そしてしばらく間を置いた後、男の手が女の服にかかった。女の簡素なシャツが男の手によってビリビリと破かれる。女の肌が露わになりズボンと下着を剥ぎ取られ裸にされた。

女は悲鳴を上げた。これからされることは殺されるよりも恐ろしいことだ。女は恐怖ですくみあがった。叫び声をあげたが男は手を止めない。女の乳房を掴み強引にキスを迫った。マスク越しに男の舌がねじ込まれ口内で暴れた。自身の口をかき乱し何度も舌に絡みつく。濁流のような舌の動き。恋人のような関係性をひたすらに要求するようなその行為にぞくりとしたものが体を走った。

男は一度唇を話すとニタリと笑った。怯える女の表情を見てから自身のズボンに手をかける。行為は最悪なものに移行する。女の目の前には男のそそり立ったものがあった。

「や、やめろ」

拒絶を無視して男は女に覆いかぶさった。無理やり足を開き腰の位置を合わせる。女の目の前より少し上に男の顔が接近する。何度も隠部が擦れ拒絶と懇願を繰り返した。先端が埋まりかけてはずるりと抜ける。互いを求める男女特有の前戯。

「や、やめ」

男は目を細め女の頬を撫でた。愛おしげに肌の感触を確かめる。そして間を置いてからゆっくりと男の一部が女の中にあてがわれてた。

刹那、女に引き裂かれるような激しい痛みが起こった。男の巨大な一部が女の肉を裂きながらみちみちと音を立て侵入してくる。

「やめ!痛い!痛い!」

経験したことのない異様な感覚に女は叫び激しい恐怖を覚えた。首を絞められるようだ。塊が体内に侵入してくる。男は女の悲鳴にも構わず自身を奥まで侵入させてくる。女は首を振り未知のものに怯えた。目を閉じ必死に現実の恐怖から逃れようともがいた。だがふと目を開けると自分を犯す異形の男がいる。にたりと笑いながら腰を沈めている。ゾッとするような瞬間だった。

「お願いします……やめてください」

女は震える声で懇願した。男は黒い手で女の額を撫でると速度を緩めた。先ほどよりもゆっくりと女の体内に男の一部が侵入してくる。

 

みち。

 

女の肉が男の肉で裂かれる。

 

みち。

 

男の肉に女の肉がまとわりつく。

 

みち。

 

一瞬だった。男が腰を深く落とし、女の奥深くまで自身を埋めた。ビリビリと激しい痛みが沸き起こる。

女の奥深くまで男の肉はたどり着き、女の肉がそれを迎え入れ、締め付けた。奇妙な圧迫感に女は声を上げた。男は目を細め痛みにもがく女を愛おしそうに見つめ肌を撫でた。そして軽く口づけをすると腰をゆっくりと回し始める。

防衛本能だろうか。女の胸の内側から熱い感覚が起こり体内を濡らした。男の肉を受け入れ刺激するように絡みつく。女の意思に反して男の欲求を刺激した。男はそれに刺激され激しく呼吸をしながら女の体内を陵辱した。激しく腰を動かし女の体を舐め回す。体内を搔き乱し自身の肉を何度も埋め込んだ。女の肉は男の肉を何度も受け入れ湿っていく。

「いやだ、やめてくれ」

女は掠れた声で何度も懇願したが男を刺激するだけの効果しかなかった。男は低い唸り声を上げながら何度も女を犯した。喜びに支配され女の体を支配していく。それは肉体だけでなかった。女は恐怖による防衛によって心まで犯され始めていた。

「あ……いや」

男は女に密着し両手で力強く抱きしめた。女の頭を 自身の胸に押し付け鷲掴みにすると腰を動かす。その動きは次第に早くなった。

「やめてくれ!それだけは!」

女は叫んだが男は止まらなかった。激しく女の体を犯すと女の体内に精を吐き出した。どろりとした何かが熱い体温を持ちながら女の襞を通っていく。それは女の子宮を目指して遡っていった。

女は切ない声を上げながら涙を流した。男は恍惚の余韻にひたったまま女の頭を鷲掴みにした手でゆっくりと撫でた。女の後ろ髪を掴むように撫で、そのまま手が背中に移動する。そして女を掴むように強く力を込めた。陰部は繋がれたままだった。

男の熱い体温を感じながら全ての射精が終わるのを待っていた。人ならざる量のカ怪物の生液が体に侵入してくる。男は荒い息を吐きながら女を拘束していた。獣のような唸り声を上げ余韻に浸っていた。

事が終わり息を整えてから男は顔を上げ満足げに微笑んだ。女の頭には男の不気味な笑みだけが強烈に記憶された。